1858年、ドイツザクセン州の都市ハレの近くの小さな町lettin（レッティン）に磁器製陶所"Heinrich Baensch"として誕生したLettin社。
お皿等の日常品とともに、贈答品としての1点モノを作り、陶磁器メーカーとしての地位をドイツ国内だけでなく、海外でも確立。

世界恐慌や戦争という歴史的事変を乗り越え、1946年以降はハレの「ブルク　ギービヒェンシュタイン美術大学」と提携するも、1990年には生産中止、廃業に追い込まれます。
2008年には再び「Lettiner Porzellan（レッティンの陶磁器）」としてのブランドを取得、新たな一歩を踏み出し、会社の未来のために進んでいます。

歴史の渦に一度は飲み込まれながらも、再び復活した会社。
会社ロゴの☆マークにも、たくましく、力強いその姿勢が現れているようです。

こちらのカップ＆ソーサー＆ケーキ皿は、そんな力強い会社が「激動の時代」を生き抜いていた頃に作ったモノ。
今は無き国DDRですが、今もなお存続する会社の「大切なあの頃の思い出」。
そんな歴史が詰まった３点セットです。

白地にゴールドとえんじ色の模様。
歴史に思いを馳せながら、素敵なティータイムはいかがでしょうか。

底にはメーカーの刻印が刻まれています。

●サイズ（概寸）＊
ケーキ皿直径19.5cm×高さ2cm、ソーサー直径15.5cm×高さ2.5cm、カップ直径10.5cm×高さ6cm

※きれいな状態ですが、歴史を背負った古いモノなので、若干経年上のスレやヨゴレがございます。 カケなどの大きな傷はありません。