印刷の町 Leipzigで印刷された古い楽譜
ザクセン州ライプツィヒ。 バッハがやメンデルスゾーンといった音楽家が活躍し、 文豪ゲーテや森鴎外といった偉人が過ごした町です。 そしてまた、ライプツィヒは書籍・印刷の町としてもとても有名。 その歴史は神聖ローマ帝国の時代にまでさかのぼります。 当時、ヨーロッパ屈指の商都だったライプツィヒ。 書籍に関しては、当時出版の中心であったフランクフルトに取引の場所は多く集まっていましたが、 神聖ローマ帝国が反カトリック的書物に体する検閲機構を置いて出版統制を行うようになりました。 一方、ライプツィヒはそういった検閲や出版統制には皆無。 次第に書籍などの印刷物についても、フランクフルトではなくライプツィヒに取引の場所が多く集まるようになりました。 そして1481年にはライプツィヒでも本の印刷が開始され、1530年までには1300種類もの本を出版。 次第にライプツィヒは書籍・印刷の町として地位を確立させていきます。 そして18世紀にはついに「ライプツィヒ書籍見本市(Leipziger Buchmesse)」が開催され、 名実共に書籍取引の中心地になったのです。 次々と新しい印刷所、出版社が設立されるライプツィヒ。 ドイツで“文庫”の代名詞とも言われる「レクラム文庫」や世界初の音楽出版社「ブライトコプフ」、 1834年には音楽家シューマンによって「音楽新報」が創刊されます。 こちらの古い楽譜はそんなライプツィヒで印刷されたもの。 印刷の歴史をもつ町ライプツィヒで実際に印刷された貴重な“印刷物”です。 そしてまた、この楽譜自体もとてもオモシロイ。 タイトルは「Entwickelung der Notenschrift(楽譜(音符)の変化)」。 上から下に行くにつれて、少しずつ“現在の楽譜(音符)のかたち”になっているのです。 一番上段の、なにやらよく分からない言葉はなんと10世紀の楽譜(音符)にかたち。 その楽譜をそれぞれの時代の書き方で表していくと・・・一番下段は「楽譜」として読めますね! オモシロイ! デザインもとても素敵なので、額に入れて飾るだけでおしゃれなインテリアになるね。 ●サイズ(概寸)* 横24cm×縦30cm 楽譜自体の大きさ: 横13m×縦21cm ※そのまま額に入れて飾れるようにマット加工してあります。 ※破れ等はなくきれいな状態ですが、歴史を背負った古いモノなので、経年上のヤケがございます。 |
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